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部品製作(続編)

ピストン
 まずはエンジンの基本、ボアxストロークから決定します。色々考えた結果、以前柿本ロッドでオイルライン貫通寸前というヒヤヒヤ体験から、逃げ加工の限界値を予測してもストローク85mmは難しいのではないかと思いました。で、ストロークはLDストロークの83mm、ボアは89mmの通称3.1Lを考えました。ショートストロークですがL型の世界では標準という位置付けになります。ショートストロークの利点はピストンスピードが遅いこと。ピストンスピードが遅いということは、潤滑に有利という事にも繋がります。
 さて、ボアストロークが決まれば、後は圧縮比です。LYのノーマルピストンはコンプレッションハイトが高くあまり好ましい設計では有りません。一説にはLYのピストンはブランクはLZと共通だそうですが、兎に角バルブが大きいのとリセスがピストンの端で深く切る必要が有り、トップの肉厚がかなり必要になります。LYを再生する場合、純正ピストンを使わないとすると必ずここがネックになると思います。



色々調べた結果、国内で鍛造のブランクピストンを持っているのは、東名、OS技研、ERP等限られたメーカーだと判りました。ピストンの形状を見る限りでは、ERP鍛造ピストンが最も現代的に見えます。
 そのERP特注鍛造ピストン。鍛造ブランクからターニングセンター加工、ピストンピンはテーパーピン仕様。
LYターボ専用のワンオフ設計製作品です。ピンボスを挟むリブに注目、ボックス構造になっています。恐らくは現在望み得る最高のピストンが出来たと思います。コンプレッションハイト33.3mm、圧縮比8.55、ピストントップボリューム10.6cc、ピン径22、ボア89.0、396g。ピストンの設計で重要なのは、コンプレッションハイト、重量ですが、目安としてはK値で0.5以下が望ましいと思います。K値はボアの三乗(立法糎)を重量で割った値で、このピストンでは0.56です。LY相手にしては上出来と言えるでしょう。余談ですが、最新のレース用ピストンはK値0.4とかそういう物も出てきている様です。尚ピストン製作以降は全てエスコートでの作業風景です。
  
 
コンロッド
 ピストンが決まれば次はコンロッドです。L20芯間ハイパワー仕様で、カーニングハムに特注製作依頼。余談ですが、カーニングハムはオーダーの仕方が3種類有り、通常、エキストラ、超急ぎの3種でそれぞれ値段が高くなっていきます(品物は同じ  (;゜(エ)゜)  通常でオーダーすると納期は4ヶ月ですがフツーに半年以上待たされます。この辺はアメちゃんのノーマルな感覚のようです。そんなに悠長な気分でも無かったので、大枚を叩いてエキストラでオーダー掛けました。このクロモリ鍛造のレース用コネクティングロッド、品質は素晴らしいです。芯間距離133.0、ピン径22.0。


この特注ピストンとコンロッドが合体した様子。


クランク
 クランクはクロワーのフルカウンター、83mmストローク。これは「まつおか」がクロワーに特注した物です。
 

オイルパン
 LYは本来はドライサンプですが、ドライサンプのオイルポンプを付けるスペースが過給エンジンでは取りにくい事と、抵抗の増大を嫌ってウエットサンプにします。L型とはエンジンの傾斜角が逆になるので、オイルパンも製作。アルマイト(表面硬化処理の一種)を施工します。どうせなら、と景気良くゴールドの着色アルマイトにします(*^-^)
 

同じ理由で、オイルストレーナーとエンジンマウントを製作します。L型のマウントは柔らかいのでRB用を使い、ブラケットは鉄板から溶断で切り出しクロメート鍍金を施工します。
 

エキゾーストマニホールド
 このエンジン最大の山場のひとつ、エキマニは三菱用フランジでワンオフ製作。レイアウトがパツパツながら、ダミーブロックを使って現車合わせで製作。前3気筒は後ろ側タービンに、後ろ3気筒は前側タービンに入る等長、究極のツインターボ用エキマニが出来ました。ウエストゲートはトラストのレース用Cタイプ。
 

インタークーラー
 インタークーラーはギリギリ最大のサイズを狙ってトラストのRB26DETT用が何とか入りそうなので迷わずチョイス。コアサイズ600−302−115、サイドタンクは別途製作。


サージタンク スロットル
 サージタンクは、オーストラリア製のRB26DETT用を選択。国産の大容量サージタンクも有りますがアルミの鋳物で、比較して大容量で軽量、この芸術的な板金溶接加工を見て下さい。スロットルもそれに合わせて100パイの大口径、これもオーストラリア製品。
 

インテークマニホールド
 このエンジン製作で最大の山場、それはインマニの製作です。LYのインマニは長さがあり、純正の様にソレックスには良いとしても過給エンジンを作るにはストラットまでの距離が足りず、サージタンクを入れるスペースが確保出来ません。昔のL型キャブターボ用の物ならば入るかも知れませんが、ここはどうしても大容量サージタンクを入れたいところです。結論として、インマニを作ることになりました。
 RBのインテークポートを見ると、LYと同様に丸ポートで2気筒の間に水穴があります。もしかしてRB用がLYに付くのでは?と思ったもののやはり形状と位置が違います。そこで、フライス加工で片側をLY用、片側をRB用に3次元にポートをひねった合体アダプターを作り、LYヘッドにRBマニを付けるという奇策に出る事に。このマニ製作がLYツインターボ製作の最高の難所となりました。

 




 
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